今まで取得した資格のまとめと所感

今まで取得した資格を整理してみる(2025年版)

あまりポートフォリオが見えにくいインフラエンジニアという職業をしているので、
自分が持っている資格をまとめてみる。

今後、私が資格を取得する上で現状を整理する目的のため、多少雑な部分があるがご容赦いただきたい。

結論(まとめ)

以下の資格を取得した。
(そこまで難しい資格を取っていないのは目を瞑ってほしい…頑張らなきゃ)

資格名 所感
基本情報技術者試験 科目Aがめんどい、科目Bは慣れ
情報セキュリティマネジメント試験 基本情報よりも簡単
CCNA 癖があるけど難しいとは言えない
LPIC Level 1 暗記がすべて
Python3エンジニア認定基礎試験 ほぼPython3のチュートリアル
Azure Fundamentals 公式チュートリアルだけで十分
AWS Certified Cloud Practitioner 公式チュートリアルと問題集あれば余裕
AWS Certified Solutions Architect - Associate ちゃんと難しいが、きちんとした参考書を読めばOK

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験 | Wikipedia

基本情報技術者試験(以下、FE試験)は、情報処理技術者試験(国家資格)の一つ。
情報処理技術者試験はレベル1~4まで設定されているが、FE試験はレベル2に分類される。

実は初めて取得した資格はFE試験で、エンジニアとして働こうと考えたときにこの資格を合格できるかで就職を判断した。
当時はフリーター(某2ndな中古買取店)として働いており、仕事と並行して取得。

参考書は超有名なキタミ式イラストIT塾(当時は令和04年版)を使い、3周したのち過去問道場を回した。
正直、参考書は3周する必要はなかったと思う。1,2周で十分だと思う。
過去問道場で分からなかった問題があったとしても、そもそも過去問道場の解説がとても分かりやすいので、キタミ式は全体像を把握する程度の使い方でよいと思う。

所感

科目Aは知識が求められ、ほぼ暗記なので結構めんどくさかった。
科目Bはプログラミング経験者なら事前に勉強しなくてもよいと思う。(自分は勉強しなかった)

ITの知識を広く薄く学べたので、取得してよかったと思う。
仕事する上で「FE試験で学んだなぁ」みたいな瞬間もあるので、ちゃんと使える知識だと改めて振り返るとそう感じる。

FE試験の合格結果

情報セキュリティマネジメント試験

情報セキュリティマネジメント試験 | Wikipedia

情報セキュリティマネジメント試験(以下、SG試験)は、情報処理技術者試験(国家資格)の一つ。
情報処理技術者試験はレベル1~4まで設定されているが、SG試験はレベル2に分類される。

ここ最近とった資格で、合格点は頂いているが合否は未発表である。
ただ、合格点さえ超えていればほぼ合格になるので、この記事に乗せた。

参考書はまたまたキタミ式イラストIT塾(これは令和07年版)を使い、2周したのち過去問道場を回した。
これは過去問よりも参考書をちゃんと読んだほうが分かりやすいし覚えやすいと思う。

所感

科目Aと科目Bに分かれているが、正直そこまで内容は変わらない。
内容も似たり寄ったりな感じがしたので、範囲の広い基本情報技術者よりも簡単と感じた。

私は今、セキュリティの現場に従事しているのでほぼほぼ知識の再確認程度だったし、そもそもセキュリティは「ちゃんと情報を守ろうね?」が基本なので、それさえ心得て入れば特に難しいところは無いと思う。
セキュリティ初心者であれば為になる知識が詰まっているので、ぜひIT従事者やユーザー問わずみんなに取得してほしい資格だと思う。
(もしユーザー全員が取得したら仕事が減ってしまうが、セキュリティ事故が減ることは善いことなので是非ともそうあってほしい)

個人的にセキュリティは学べば学ぶほど楽しめる分野なので、みんなもセキュリティを学ぼう!

SG試験の合格結果

CCNA

Cisco Certified Network Associate | Wikipedia

Cisco Certified Network Associate(以下、CCNA)は、大手ネットワーク機器ベンダーのCisco Systemsが主催しているベンター資格の一つ。
資格の難易度は簡単な順から、Entry、Associate、Professional、Expertとなっているが、CCNAはAssociateに分類される。

初めて入った会社で「1か月で取得しろ」と言われたので取得。
ネットワーク系エンジニアの登竜門的な存在の資格で、ネットワークの基礎が広く学べる。
その分、範囲が広く、また馴染みがない人からするとちんぷんかんぷんな内容であり、初学者からしたらとても難易度が高い。

参考書はシスコ技術者認定教科書(当時は第1版)とCCNAイージス(個人サイト)を使った。
シスコ技術者認定教科書はびっくりするぐらいページ数が多く内容も濃密のため、正直読む気が失せるのだが、さっと1周して全体を薄く捉えると読みやすくなる。
CCNAイージスはほぼ辞書みたいに使うと良い。全部読もうとするとかなりしんどいと思う。(どの参考書よりも内容が詰まっているため)

所感

英語から機械翻訳で日本語にしているので、試験はとっっっっても癖が強い。
しかもシミュレーション問題も表記揺れで何が正解なのかわかりづらいので、如何に意図をくみ取れるかが大切。
また、ルーティング問題が多く出るので、ルーティングテーブルの読み取りはちゃんとできるようにしたほうが良い。
(ルーティングプロトコルもRIPv2、OSPF、BGP、EIGRPは分かったほうが良い…と書きたいが、今の試験はOSPF一本とのこと。まぁOSPFはデファクトスタンダード感あるが、BGPは普通に現役と思うので扱ったほうが良いと思うが…)

Cisco Systems独自のプロトコルや製品の宣伝を兼ねている(気がする)ので、Cisco関連の知識が多く学べる。
また、ネットワーク技術についても基礎から学べるので、資格は取らずとも勉強したほうが良いと思う。
どういった仕組みで通信が行われているか分かり、また通信系のトラブルシューティングもやりやすくなる。(自宅のネット環境のトラブルシューティングもね)

スコアは900に届かず、890ぐらいだった気がする。

LPIC Level 1

Linux Professional Institute Certification | Wikipedia

Linux Professional Institute Certification Level 1(以下、LPIC Level 1)は、Linux Professional Instituteによる資格の一つ。
レベル1~3まで設定されており、LPIC Level 1はその名の通りレベル1に分類される。

LPICは特殊な資格で、試験が二つに分かれており(101と102)、どちらも取得して初めてLPIC Level 1を合格したことになる。

参考書は使わず、問題集のLinux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集を使った。
この本を4周すれば良い。

所感

Linux(主にサーバー管理)の知識が学べる資格…ではあるのだが、Linuxを使う業務に従事したい(従事している)人以外はそこまで必要ではない。
というのも、自分が受験したときは昔のコマンド(例えばlprとかlpqとか)も覚える必要があり、しかも自分の環境で動かすのも難しいため、実感が湧きにくい。(特にGUI関係)
そもそもサーバー管理で使うコマンドは環境(DebianとかRHBLとか)とか使うソフトとかによっても異なるので、わざわざ覚える必要があるのかなぁと思う。

ただ、Linuxでどういうことができるか分からない人は学んでみても良いかもしれない。
そもそも資格取得難易度がとても低いので、資格何も持っていない人は挑戦してみても良いと思う。(なぜ難易度が低いのか、すべてはスピマスが教えてくれる)

スコアは101が740、102が710で合格した。

Python3エンジニア認定基礎試験

Python3エンジニア認定基礎試験 | Odyssey CBT

Python3エンジニア認定基礎試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会による資格の一つ。
レベルは、基礎と応用が用意されており、本資格は基礎のほう。

参考書や問題集は特に使っていないが、初学者はPythonの公式ドキュメントのチュートリアルをやればよいと思う。

所感

上述の公式ドキュメントを見ればわかるのだが、本資格の対象範囲はVersion 3.9であり、正直古い。(今はVersion 3.14で、3.15もそろそろ出るんじゃなかったかな)
そのため、この資格を取る必要はなく、またプログラマーは資格よりもポートフォリオが重視されるのでそちらを取ったほうが良いと思う。

難易度も正直高くなく、得られる知識もそこまでなので、この資格を取る必要はない気がする。
また、自動化目的だったとしても、職場でPythonが実行できる環境はほぼ無いし、研究や開発目的ならこの資格よりも公式のチュートリアルを読んで使うライブラリ・フレームワークの勉強をしたほうが良いだろう。

私も取れるから取った資格なので、皆さんはこの資格を取らずに「Pythonで何がしたいのか」目標を設定して公式チュートリアルを読んだほうが良いと思う。

スコアは950で合格した。

Azure Fundamentals

Microsoft認定: Azure Fundamentals | Microsoft

Azure Fundamentalsは、Big Techの一つであるMicrosoftによる資格の一つ。
資格の難易度は簡単な順から、Fundamentals、Associate、Expertに分かれており、本資格はFundamentalsに分類される。

Microsoftが提供しているクラウドサービス群のAzureに関する資格。

使用したのはMicrosoftが提供している公式コースのみ。

所感

Azureの主要サービスを広く浅く学べる。
主にクラウドコンピューティング(仮想サーバーでソフトとかを動かす)とクラウドストレージ(仮想ストレージにファイルとかを格納する)がメインだった気がする。
「クラウドとは何か?」という基礎的な部分も学べるので、ITインフラ系の人は学んでおいたほうが良いと思う。

自分は公式コースのみで学習したが、あまり分かりやすい文章でもないので、ちゃんとした参考書かUdemyを使ったほうが良いと思う。
そこまで難しい資格じゃないので、ちゃんと勉強していれば取得できる。

スコアは826で合格した。

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS Certified Cloud Practitioner | AWS

AWS Certified Cloud Practitioner(以下、AWS CF)は、Big Techの一つであるAmazonによる資格の一つ。
資格の難易度は簡単な順から、Foundational、Associate、Professional、Specialtyに分かれており(ProfessionalとSpecialtyは同列ぐらい)、本資格はFoundationalに分類される。

Amazonが提供しているクラウドサービス群のAWSに関する資格。

使用したのはAWSが提供している公式トレーニングのみ。

所感

AWSの主要サービスが広く浅く学べる。
Azure Fundamentalsと同様に、クラウドの基礎が学べ、またAWS関連の知識も学べる。
AWSはクラウドプラットフォームの中ではシェアNo.1なので、AWSとAzureどちらにするか迷っている人はAWSを学ぼう。

AWSの公式トレーニングを是非受けてほしいのだが、Azureの公式コースとは比べ物にならないぐらい質が良く、動画も日本語対応である。
(これが王者の余裕というやつなのか…)
クラウドについて何もわからないという人は、AWSの公式トレーニングはどの教材よりもおすすめだと言える。

最近はクラウドからオンプレに逆移行みたいな流れもちょくちょく見られるが、依然としてクラウドは需要があるので、オンプレしか触ったことがない人も学んでみると良い刺激になると思う。
しかも、クラウドはオンプレと違って設定がGUIで行え、かつ自分でホストしてハンズオンで学べるので、学習の難易度も低い。
ネットワークに関する知識も多少は学べるので、本当におすすめしたい。

スコアは821で合格した。

AWS Certified Solutions Architect - Associate

AWS Certified Solutions Architect - Associate | AWS

AWS Certified Cloud Practitioner(以下、AWS CF)は、Big Techの一つであるAmazonによる資格の一つ。
資格の難易度は簡単な順から、Foundational、Associate、Professional、Specialtyに分かれており(ProfessionalとSpecialtyは同列ぐらい)、本資格はAssociateに分類される。

Amazonが提供しているクラウドサービス群のAWSに関する資格。

使用したのはCloudTechのみ。

所感

AWS CFを取得した後に挑戦したのだが、びっくりするぐらい難易度が上がっている。
甘く見ていると普通に不合格になる。

また、私はCloudTechを使ったのだが、カバーしきれていないのか初めて見たサービスが大量に出題された。
ちゃんと勉強していれば回答できる範囲なので、きちんとした参考書・問題集を使うか、Udemyを使うと良いだろう。

内容としてはAWS CFよりもサービスの範囲が広く、かつ深いところまで聞かれる。
また、Solutions Architectの名の通り、設計に関する知識も問われるので、サービス単体で覚えるのではなく、それぞれのサービスの繋がりを考えて知識をつける必要がある。
個人的には設計の知識がちゃんと学べたので、とても良い資格だと思う。

スコアは750で合格した。(結構ギリギリ)

あとがき

色々と資格を取ってきたなぁ…感慨深い。
そこまでレベルの高い資格を取得しているわけではないので、2026年はよりレベルの高い資格を取得してみたい。

来年から情報処理技術者試験の高度試験(応用情報やNW試験など)がCBTになるみたいなので、国家資格をちらほらを取得していきたい。
まずは応用情報かなぁ…午前1科目が免除になるし、知識の補強にもなるので。

ではでは、皆さん良き資格取得ライフを。

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